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笹幸恵
2019.8.16 09:50日々の出来事

濡れまくった1日

昨日は全国戦没者追悼式に戦友会の一員として参列。
令和最初の追悼式、天皇皇后両陛下のご臨席を賜り、
厳粛に執り行われた。
両陛下は着席なさるときも退席なさるときも、
会場に向かって一礼された。
上皇陛下のときにはなかったように記憶する。

(毎年同じようなアングルですが・・・)

 

式典終了後、靖国神社へ。
8月15日の九段下は異様な雰囲気だ。
チラシや冊子を配る老若男女、
のぼりを立てて何やら署名を求める人々、
街宣車、そこから聞こえる怒声、
いかにもな感じの揃いのつなぎ服、
完全なるコスプレ軍装。
なんだかな~と思いつつ通り過ぎる。
歩いているだけで汗びっしょり。

神社で調べ物を終えて駅に向かう途中、
いきなり土砂降りとなり、強風で傘も役に立たず。
靖国通りはあっという間に雨にけぶり、
人はおろか車も急に減った。

びちょびちょの靴のまま、観劇へ。
毎年観に行っている特攻隊ミュージカル『流れる雲よ』。
今年で20周年になるという。

演劇集団アトリエッジ『流れる雲よ』
http://www.djdj.co.jp/at/

特攻隊員・穴澤少尉の婚約者だった女性と親しくなり、
連れてってもらったのが最初だ。
彼女のエピソードもこのお芝居には使われている。
毎年、号泣するとわかっているので、
あらかじめ大判のタオルを用意。
今回は演出がガラリと変わっていて、新鮮だった。
涙で化粧がほとんど落ちた。

汗に濡れ、雨に濡れ、涙に濡れ、
濡れまくりの1日でした。

 

笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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